98: ◆DAbxBtgEsc[saga]
2011/08/02(火) 04:07:52.77 ID:5bPZYY3Ko
「まァいい。それでちったァ成長できたのかァ?」
芳川は相変わらずだな。一方通行はコーヒーを一口飲むと、ジロリと御坂姉妹を見やる。
ちなみに、打ち止めはフレメア=セイヴェルンの下に遊びに行っている。
「当然!」
御坂はふんすと胸を張る。何か掴んで来たのだろう、次回以降の戦闘に期待しよう。
「それよりも、1週間もバカンスにでて、何も掴んでないなんて言わないでしょうね?」
一方通行の試すような視線を見て、逆に9982号は同様の視線を一方通行に向けた。
「あァ、十二分になァ」
桐条グループと、その研究の結果。
桐条美鶴と、それを取り巻く環境。
そして、その下に集った「適合者」。
一方通行は先日起こった出来事をかいつまんで話した。
オルソラ=アクィナスと愉快なシスター達に関しては何も話していない。
話すべき事でも無いし、何よりこの場に魔術は関係ないからだ。
それはさておき、外でペルソナを出せる可能性と、学園都市が何かをしようとしている可能性を一方通行は語る。
そして明日からの大覇星祭で、外でペルソナを出せる可能性を持って、桐条美鶴達が来るそうだ。
その話を聞いて、ゆったりとケーキを食べていた芳川の表情も一変した。
研究者の顔、と言うべきだろうか。学園都市の裏を知る顔に変貌を遂げる。
「成程……流石に十数年前の事は知らないけれど……
学園都市の事だからきっと良からぬ事を企てているのは間違いないわね……」
そんな真剣な顔出来るなら、テレビの中でも真剣になってほしい。
芳川を除く3人は同様の内容を三様に考えた。
「そして……」
一方通行は言葉を続ける。
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