過去ログ - ひたぎ「これも、また、戯言よね」
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38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2011/07/30(土) 10:26:35.74 ID:ooW4dNWwo
「阿良々木くん。まさかあなた、私のヌードを見て欲情したのではないでしょうね。」
「……仮にそうだったとしても僕の責任じゃないと誰もが証言してくれるだろうよ……」
「私に指一本でも触れて御覧なさい。舌を噛み切ってやるんだから」
「どれどれ」
太ももの辺りを揉んでみた。
顎を殴られた。
ここで忘れてはならないのが、僕は多少の後遺症で全身が健康な状態になっている。
よって、歯はきれいに生えそろっており、多少の硬いものでも噛み切ることができる。
「ひっへぇ!!!!!!!!!!!!!!!」
どくどくと、だくだくと、舌(があった部位)から血が流れる。血血血血血血血血血血血
血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血血
「何をするのよくすぐったいじゃないの」
「何をするんだ痛いじゃないか」
「あなたの傷はすぐ癒えるのかもしれないのだけれど、私の心の傷は癒えないのよ」
「どうか僕の心のことも考えてやってはくれないかい?」
「無い物を癒すことはさすがの私でもできないわ」
……どうして、人にそこまでのことを言えるのだろう……
……いや……もう人ではないのだが……
人間が人間でないものを理解できるわけがない。
そんなのは……当たり前のことなのだ……と、つっこみを言えるくらいには、治ってい
る舌のありがたみと人外っぷりを噛みしめながら(この状況ほどこの言葉を使うにピッタリ
な状況はないだろう)これが戯言だったらどんなに良いかを考えてみる。
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