過去ログ - 八九寺「わたし、阿良々木さんの事が嫌いです」その2
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)
2011/07/30(土) 11:47:11.34 ID:YaBQIAsR0
 八九寺は啖呵を切る。
 まるで、胸の内を滔々と明かすように。
 僕は……僕は。
 親友じゃなく、恋人として見てくれていた八九寺を見やる。片恋相手として僕を見てくれていた八九寺を。
 僕はそんな八九寺を……どういう風に見ていたと言うんだ?
 今までの関係でいようとも?
 そんなこと……できるはずもないのに。
 楽しい掛け合いなど、できるはずもなかった。そんなギスギスした関係の掛け合いが楽しいなどと。

「わたし、阿良々木さんの事がずっと好きでした。
好きで好きで、仕方なかったのです。成仏できないほどに。喋りすぎましたね。えへへ」

 そう言う八九寺は、僕の普段見る八九寺とは違って見えた。
 僕は八九寺のためを思って傍にいさせた……いや、圧倒的に僕が強制させたのか?
 何も分からなかった。



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