過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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12: ◆SHpOT25On.[saga]
2011/07/30(土) 16:20:54.80 ID:3H0afLp9o
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蜘蛛の死骸前

勇者「ここでいい。」
孫「!」
ザザ!

孫「説明しろ!」

勇者「この人のなかに蜘蛛の卵がある。助けてやってくれ。」
孫「は、はぁ!?」

勇者「俺にはどこにあるかわからん。心眼族にしか出来ない。」

孫「お、俺ができるわけないだろ。せめてじいちゃんに・・・!!」
孫「ちょっと待て!もう孵化しかけてるじゃないか!」

勇者「孵化してからじゃ駄目なのか?」

孫「孵化したときに出る毒が問題なんだ!時間を掛けて脳みそを腐らせる!」

勇者「・・・卵を傷つける事はできないのか。」

孫「蜘蛛の卵を割らずに刺すなんて高度な針技術、俺にはない!出来るのはじいちゃんくらいだ!」

勇者「時間がないんだろ?」

孫「で、でも!俺にはできな・・・」

勇者「甘えるな。今出来るのはお前だけだ。」

孫「!」

勇者「頼む。助けてやってくれ。」

孫「・・・くそ!」
ザラ!

孫「・・・蜘蛛の卵の数は・・・」

ズドン!
準長「・・・。」

孫「!」
勇者「俺が相手をする。集中しろ。」


準長「・・・何をする気だ。」

勇者「蜘蛛の卵を取り出す。」

準長「・・・・・・なぜだ?」

勇者「助けたいからだ。」

準長「・・・お前は、もう我等の村へ入れない。お前は外に出る方法を聞きに来たんだろう?」
準長「もう聞けない。」

勇者「そうだな。」

準長「目的を履き違えたか。」

勇者「優先順位の問題だ。」

準長「・・・そうか。」

勇者「まだなにかあるか?」

準長「・・・・・・爺ちゃんは、助かるのか?」

勇者「さぁな。可能性はある。」

準長「・・・。」


孫「・・・。」
トス、トス、トス。

孫「・・・・・・。固定終わり・・・太い針で・・・・・・。」


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