過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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210: ◆SHpOT25On.[saga]
2011/08/12(金) 00:23:40.91 ID:frL7ysgNo
兵士長「てめぇは!ヒト達の兄貴だろうが!!」

1108「・・・!」

兵士長「それがぁ!なんだその体たらくは!!てめぇ!ヒト達を守れなかった事で他人に当たってるだけじゃねぇか!!」

1108「・・・そんな保障がどこにある!!俺は!ヒト達と本当に兄弟かさえもわからねぇ!精神だけじゃねぇ!記憶さえ曖昧だ!」
1108「てめぇに俺の気持ちなんて理解できねぇ!気が付けばヒトじゃなくなって!強い喪失感しか感じなくて!」

1108「あぁそうだよ!!俺はヒトム達を慰み者にしてるだけだよ!!自分のためだけに!あいつらに兄貴面してるだけだ!」

1108「俺の体を見ろ!!俺は!人じゃねぇんだ!!!あいつらとのつながりさえ!!もうねぇんだ!!」

兵士長「てめぇの目はぁ!!!金色じゃねぇか!!」

1108「!!」

兵士長「繋がりがないだぁ!?俺の気持ちが理解できるわけねぇだぁ!?全部てめぇが目をそむけてるだけだ!!」
兵士長「ガキ共に聞いた事あるのか!?俺はお前の兄貴なのかってよ!」

1108「・・・!」

兵士長「この臆病者がぁ!てめぇは結局!目をそむけてるだけだ!!自分の感情を押し通してるだけだ!!」

兵士長「そりゃそうだ!!実際の歳は10歳くらいなんだからよ!!そんなん当然なんだよ!!」

1108「・・・だからなんだってんだ・・・!俺は!!あいつらを守らなきゃいけねぇんだよ!ガキじゃいられねぇんだよぉぉぉ!!!」
ダン!

兵士長「・・・こんのばかやろうがぁぁぁ!!!」
ズゴン!

1108「!」
ズダン!ドサ!

兵士長「ぐぅ!」
ブシュゥ!

兵士長「さっきから何回同じ事言わせんだ!てめぇは結局ガキ共守れてねぇんだよ!危険にさらしてるだけだ!!」
兵士長「身の丈にあってねぇ!!いいか!何かを守るときにはな!!」

1108「・・・。」

兵士長「冷静さが大事なんだよ!覚えとけ糞ガキ!!」

1108「・・・くそ。そんなことはわかってんだよ・・・!でもな!俺は出来が悪くてよ!」
1108「人間のへの敵対心は全部押さえ込めねぇんだよぉぉ!」

兵士長「知るかぁ!甘えんじゃねぇ!!」

1108「な・・・!」

兵士長「てめぇの問題はてめぇで解決しやがれスカポンタン!」

1108「・・・!俺が・・・俺が何回!」
1108「何回!暴れたと思ってやがる!!」
1108「いつ自分であいつら殺すかわかったもんじゃねぇ!それでも!あいつらを守りてぇんだ!!」
1108「わかってんだよ!!俺のわがままなんだよ!それが結局あいつら危険にさらしてんだ!」

1108「俺は!本当はあいつらと一緒にいちゃいけねぇんだ!!」

兵士長「そんな事はねぇ!」

1108「・・・何を根拠に・・・!」

兵士長「あいつらは、お前についていってるじゃねぇか!」

1108「・・・。」

兵士長「あいつはお前を信頼してるんだ!だったらお前もあいつら信頼してやれやぁ!!」

1108「・・・。くそ、勝手な事いってんじゃねぇぞ・・・。俺が・・・!どんだけ・・・!」

兵士長「全く・・・不器用な奴が・・・・・・!」
兵士長「てめぇが暴れたときは!安心しろ!俺たちがとめてやる!」

1108「・・・!」

兵士長「家族は!ぜってぇに守る!信用できねぇってんなら・・・!」
兵士長「なんどでもぶんなぐってやる!!」


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