過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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253: ◆SHpOT25On.[saga]
2011/08/17(水) 02:58:36.17 ID:ZtUMopXDo
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勇者「・・・・・・。」

女僧侶「・・・・・・。」

勇者「・・・落ち着いたか?」

女僧侶「・・・はい。」

勇者「・・・俺の、パーティに居たくないか?」

女僧侶「・・・いえ。魔法さん、まだまだ問題を抱えていますし、」
女僧侶「戦士さんは、いい友達ですし、」
女僧侶「商人さんは・・・ちょっと優しすぎますから。」

勇者「・・・・・・そうか。」

女僧侶「・・・はい。」

勇者「・・・悪かった。辛い、立場だったな。」

女僧侶「・・・・・・それは、勇者様のほうですよ。私のは、ただのわがままです。」

勇者「・・・・・・。」

女僧侶「・・・なにより、ですね。」

勇者「ん?」

女僧侶「あなたが放っておけないんです。」

勇者「俺か・・・。」

女僧侶「はい。あなたは、やさしすぎますから。」

勇者「気を使わせて、悪いな。」

女僧侶「水臭いですね。頼ってもらえる事のうれしさ。あなたならわかるでしょう?」

勇者「・・・。」

女僧侶「頼ってください。私、あなたと一緒にいますから。」

勇者「・・・本当に、すまない。」

女僧侶「・・・次謝ったら、怒っちゃいますよ?」

勇者「む・・・。」

女僧侶「ふふふ、私気づきました。」

勇者「?」

女僧侶「愛って、ひとつじゃないんですね。」

勇者「・・・・・・。」

女僧侶「よく考えれば、当たり前の事。お父さんやお母さんは、ずっと教えてくれていた。」

勇者「・・・。」

女僧侶「戦士さんがですね。言ってたんです。」

女僧侶「勇者は、私の道だ。って。」

勇者「・・・それは、騎士の言葉じゃないか。俺はそんな器じゃ・・・。」

女僧侶「あなたが自分を信じていなくても、戦士さんは信じているんです。」

女僧侶「あなたが言ってくれた事と、一緒。」

勇者「・・・。」


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