過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2011/07/30(土) 20:46:29.02 ID:3H0afLp9o
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準長「本当に、ありがとう。これで、妹も泣かずにすむ。」
勇者「ははは、あの子も泣くことがあるのか。」
準長「あぁ。あの子は泣き虫なんだ。強がってはいるが、寂しがりやだ。」
準長「心眼族のお前。ありがとう。この恩はいつか、必ず。」
孫「・・・いいよ。別に。」
準長「ハハハ、お前は恥ずかしがりやのようだな。」
準長「・・・また会おう。」
ドス、ドス、ドス・・・
孫「・・・別に族が違ったって、何も違わないんだな。」
勇者「だろうな。同じ人間だ。根っこは同じだ。」
勇者「さて、向こうにな、蜘蛛を生け捕りにしてある。」
孫「なに!?」
勇者「糸でぐるぐる巻きにしてある。たぶん動いていないはずだ。俺では殺すのに時間がかかりすぎるし短剣も消耗してしまう。」
勇者「・・・どうするかは、お前に任せる。」
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蜘蛛「・・・。」
勇者「おとなしくなったな。」
孫「死んでいるんじゃないのか?息ができないだろう。」
勇者「書肺は巻いていないから息はできる。心眼で視てみればわかるんじゃないか?」
孫「・・・確かに生きてる。でも、だめだ。今日は集中しすぎて、もう視れない。」
勇者「トドメを刺してあげてくれないか?」
孫「・・・・・・お前がやれ。それが筋だ。」
勇者「・・・。」
孫「ど、どうした?」
勇者「いや、ちょっとうれしくてな。」
孫「ゆ、弓は貸してやる。ほら早く!」
勇者「ありがとう。」
勇者「スゥゥゥ・・・」
ギリギリギリギリギリ・・・
勇者(構造は覚えている。この方向から射抜けるはず。)
ダスン!!
蜘蛛「!!!・・・」
孫「流石だな。教えていないのに、急所を射抜けるなんて。」
勇者「だてに解剖していない。」
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