過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2011/07/31(日) 20:51:28.83 ID:KtF1C2fZo
勇者「ふーむ、大変だな。」
女戦士「いやいや、大変なのはお前。」
女僧侶「そうですよ。入る方法がない孤立している島ですよ?」
女魔法「・・・。」
女商人「どんな方法で出ればいいのか想像も付きませんよう。」
勇者「そうだな。転送術でも使えれば出る事は出来るんだが・・・。」
女魔法「・・・魔力がない。」
勇者「だな。人間の魔力じゃぁ足りないな。転送術なんて本来高位の魔術師が数人係で1人を飛ばすものだしな。」
女僧侶「おまけに位置がかなり限定されているうえに、一日に1回だけしか使えないすごく燃費の悪いものですし。」
女戦士「それ意味無いだろう。」
女商人「技術確立しかできていないんですよね。魔力の効率化がまだまだ進んでいないとか聞きましたけど・・・。」
女魔法「・・・推定必要魔力量が多すぎるから、1人じゃ結局無理だと思う。」
勇者「転移魔法で出るのは絶望的だな・・・・・・。」
女魔法「・・・魔力を何かから奪ったら?」
勇者「それも絶望的かなぁ。この島にいるのはほぼ魔力なしの人達だけだし、魔物もでかい蜘蛛だけだし。」
女戦士「魔力臓器を集めたらどうだ?それじゃだめか?」
女僧侶「魔力臓器は生命活動が絶たれると魔力の産生が止まりますから・・・。」
女商人「生きた状態で集める必要があるんですね。」
勇者「それに今は魔力視が使えないから詳しい事はわからないが、魔力臓器が心臓と複合していた。生け捕りにしても、うまく使えないかもしれない。」
女魔法「・・・・・・そもそも勇者、転送術の発動条件知ってる?」
勇者「知らない。」
女魔法「・・・・・・。」
勇者「魔法は知ってるか?」
女魔法「・・・・・・知らない。」
女戦士「どっちも知らないじゃないか!」
女僧侶「まぁまぁ、転送術なんて辞書一冊に相当する条件知識が必要ですから、知らなくてもしょうがないですよ。」
女商人「条件ってなんですか?」
女魔法「・・・・・・魔法は魔法素子を分化させるだけじゃ単純魔法しか使えない。高位の魔法を使うには魔力素子の分化量、濃度、魔力での魔方陣生成、複数の属性分化、及び指定場所の選定、情報さらに」
女商人「え?」
勇者「んーそうだな。例えば鉄鉱石があるよな。これを剣にするためには火にくべたり叩いたり伸ばしたり研いだりする必要がある。これが魔力操作の部分。普段使う魔法だ。」
勇者「かたや銀鉱石から聖銀の剣を作ろうとしたら、金属精製、魔力の練りこみ、使用する聖水の純度指定とか難しい条件が付属してくる。これが高位魔法にあたる。。」
女商人「・・・?」
女僧侶「魔法の例えに魔力が必要なものを出してもわかりづらいですよ。鉄を例えにだすなら鋼がいいですよ。」
勇者「あーそうかな。鋼は鉄を主成分にした合金だろ?鉄を鋼にするにはだな、まだまだ鍛えていく必要があるだろう?鍛鉄を製鋼するには高い温度を維持しつづけて中に入っている不純物を燃焼させ・・・」
女商人「???」
女魔法「よーするに難しいって事だろ?」
女魔法「・・・・・・。」
勇者「まぁ、そうだな。」
女商人「・・・安いものを高く売るには苦労するという事でしょうか?」
勇者「そうだな。そういう事だ。大変なんだいろいろ。」
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