過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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575: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/01/28(土) 22:38:08.07 ID:jd3clNu6o
青年「まぁ後の物はさっさと行こうかな。」
鞄≪ガサガサガサ≫

勇者(・・・ん?布紐が見えたような。)

青年「はい!葉っぱ用に上着もってきたよ!僕のところの一般的な男用だけどね!」

勇者「おおありがとう。助かるよ。」

青年「それと、右手だして!」

勇者「なぜだ?」

青年「あんなことしておいて平気なはずないだろー!いいから出して!」

孫「?」
妹「あんな事?」

勇者「あぁ、確かに少しえぐれているが、まぁ、洗ったし平気だ。別にこのままでも・・・。」

青年「良いから出してと行ったはずだよ。」

勇者「・・・。」

青年「指の腹無くなっているじゃないか!これで平気って、やせ我慢得意だね。」

妹「うわなんだこれ。何したんだお前。」
孫「腹どころか関節の上下も削れてるじゃないか・・・。」
迷子「・・・ひっ。こ、こんなので朝素振りしてたんですか?」

勇者「そこまで痛くない。傷なんて慣れっこだ。」

青年「この葉っぱはね、昨日、飛んでくる矢を右手でつかんだのさ。」

迷子「え!?」
妹「はぁ?そ、そんなん多腕族でもそうそうできないぞ。」
孫「矢を掴む・・・?お前は短剣で普通に叩き落とせたはずだろ?」

勇者「人には事情というものがある。あの時はこれしか思いつかなかったんだ。」

青年「矢を掴むなんて、装足族の足の速さで腕を動かさなければ無理さ。ほんと君は化け物だねぇ。」

勇者「あまり頑丈ではないがな。手袋がなければもっとひどかっただろう。」

青年「はい!これでおわり!とゆう事でばばーん!お土産第3番目は秘伝の塗り薬と包帯の一式でした!」

勇者「・・・ふむ?ずいぶん薄い布だな。そこまで違和感がない。」

青年「ふふふ、包帯も秘伝なのさ!製造方法は秘密!」

青年「あとはまぁ・・・ばらまき用の小物のお土産だね。数がわからなかったからたくさん持ってきたんだけど・・・。」
青年「はい!頭につける羽飾りだよ!僕みたいに鉢巻きに差し込んで使うのさ!」

青年「鉢巻きは好みが分かれるから見えづらい羽飾り用のわっかも持ってきたよ。これはみんなにあげるよー。」

妹「頭飾りかー。・・・そういえばおばさんが似たようなの付けてたな。」
青年「君にはこの色が似あいそうだねぇ。つけてあげようか?」

妹「あ、いいよ。私の村では着飾るのは同性しかやっちゃダメなんだ。例外はあるけれど・・・。」

青年「そうなのかい?・・・じゃぁはい。あげるから、気になるならつけてみて。」

妹「ありがとう。・・・・・・な、なんか恥ずかしいなぁ。」

青年「似合ってるよ!いいねぇ!ね?」
迷子「は、はい!キレイですよ!」


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