過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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586: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/01/28(土) 22:45:47.22 ID:jd3clNu6o
勇者「まだわからん。あの子は孫によればなんの特徴もない。だが、何か過去を抱えているのは確かだ。」

勇者「負担をかけたくない。」

青年「・・・・・・帰ったら試してみようかな・・・。」

妹「?」

青年「それで?この木をどうするんだい?」

妹「ち、近くでみるとますます大きいな。」

勇者「・・・つるが巻き付いているな。」

青年「上る気かい?」

勇者「そうしてみよう。」

妹「あ、あたしは木登りはあまり得意じゃないけど、2本腕よりはましだと思う。自分で上るよ。」

青年「そうかい?じゃぁお願い。・・・ゆっくり行こうか。」
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頂上付近

勇者「・・・しかし、蜘蛛は小粒なのも多いのだろう?」

青年「うん?」

勇者「蜘蛛の卵を見たことがあるが、小指の先ほどもなかった。生まれたばかりの蜘蛛が死んだ物をみたことがあるが、そこまで大きくはなかった。」

勇者「あれだけ小さい卵なら、生まれたばかりであればこういったつるの裏側にもいそうなものだ。」

青年「ふむ。そうだねぇ。確かに絶対とは言えないけど・・・。」
青年「蜘蛛はねぇ、ある程度の大きさになるまでは糸を張って暮らすんだよ。」

勇者「そうなのか?」

青年「そう。・・・蜘蛛を育ててるのを見たことがあるけど、ちゃんと普通に蜘蛛してるんだよね。」

妹「く、蜘蛛を育てる!?」

青年「そう。糸を目的としてね。もちろんある程度大きくなったら殺す。残酷なようだけれど、子蜘蛛のうちなら足をちぎるのも簡単だ。」

勇者「なるほど・・・・・・。」

青年「・・・正直、あれは好きじゃないなぁ。おかげで軽い服を着れるのだけれど、その元が、あの達磨だもの。」
青年「卵から育てれば、卵を持つことはない。だから、ある程度はだけど安全にそだてれる。」
妹「・・・・・・。」

青年「・・・幹の太さ的に、これより上に入口があるのは考えにくいかな。」

勇者「ふむ。」

青年「ちょっと一週走ってくるよ。」
ドヒュゥ!
ヒュン!

青年「ぐるりと見回ってみたけど、それらしき穴は開いていないね。」

妹「は、はやいな。」

勇者「上から見下ろしても穴は開いていなかったか。」

青年「うん。」

妹「どうするんだ?」

勇者「お前の出番だな。」


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