過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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588: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/01/28(土) 22:46:55.30 ID:jd3clNu6o
勇者「・・・どのぐらい跳べる?」

青年「・・・・・・そうだねぇ。この位置に着地するとなると・・・。」
青年「あのあたりの木の枝からなら、人一人とその武器くらいなら背負って跳べるかな。」

勇者「できると思うか?」

青年「やるしかないんでしょ?」

妹「な、なんの話だ?」

青年「君を背負ってあそこからここに跳んでくるっていう話だよ。」

妹「え!?できるのかそんなこと!?」

勇者「問題はタイミングだな。うまく着地する瞬間に勢いを殺さずに蜘蛛鉈を振り下ろさなければいけない。」

青年「まぁ僕の足なら何回でも耐えれるよ。繰り返しやればいつかはうまくいくさ。」

妹「む、無茶だろ!腰痛めるぞ!」

青年「着地と同時にしゃがむからきっと大丈夫さ。僕がそのでっかい鉈を振り回せれば一番なんだけど、そんな腕力ないし。」
勇者「可能性が今はそれしか思いつかない。」

妹「あ、あたしの力が足りないかもしれないだろ?」

勇者「この重さのものをそれなりに早く振れれば壊せるはずだ。」

妹「う、うーん・・・。」

青年「文句は後で聞くよ。とりあえずあそこまでの道を確保しようか。」

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妹「うわたっかぁ・・・。」

青年「このくらいの高さだと頭から落ちちゃうと死んじゃうかな。」

妹「は、初めて蜘蛛鉈振るのがこれなんて・・・。」

青年「僕は数回飛び降りてみるよ。妹ちゃんも今のうちに素振りしておきな。」
青年「・・・っ!」
ドヒュゥ!

妹「うわわ・・・本当に跳んで行った。」

妹「・・・うーん。」
ブォン!ブォン!

妹「・・・・・・聞いてたほど重くないなぁ。」

ドヒュウ!

青年「うん。問題なさそうだよ。一回でいいや。準備できたかい?」

妹「あ、う、うん。とりあえずやってみる。」

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