過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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662: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/03/06(火) 17:36:17.00 ID:4JeG5lWQo
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勇者「まず俺が囮になり蜘蛛の気を引いた後、青年と妹が木から飛び降り蜘蛛の足の付け根を狙い切る。すぐ離脱。」
勇者「その時の衝撃により隙が出来たら孫が毒物を射る。俺が走って孫を回収。」
勇者「その後攻撃を加えながら指定の場所に誘導。見計らって木を倒す。」
勇者「殺しきれなかったら更に足を狙い動けなくしたのちに肺を塞いで殺す。もしくは心臓、主動脈を狙う。」

孫「・・・結構形にはなってるな。」

青年「でもかなり問題があるよね。最後の木を倒す時、どうやって僕たちは見計らえばいいんだい?」
青年「どうも耳があるようだし、大声で合わせるとばれるよね。」

勇者「あれだけデカいと倒れるのも時間が掛かるしな。何とかして気をそらさなくては。」

妹「て、ていうか他の蜘蛛をどうするかも考えてないじゃん。」

青年「それはまぁ・・・足の速さを生かして逃げるしか・・・。」

妹「考えなしじゃないか!」

勇者「俺たちが移動する場合は木を伝えばいい。これである程度蜘蛛から逃げられる。」

孫「・・・たしかに普通の蜘蛛はあまり木の上に登らない。」

青年「登っても幹に近いところだけだしね。僕たちは飛ばしてくる毒と糸に気を付けて逃げればいい。」

勇者「俺たちは眼があるから待ち伏せは看破できる。」

青年「・・・卵を飛ばしてきても、僕たちは目さえ効けば堅い足と見えない腕で防ぐ事が出来る。」

勇者「そういえば卵を飛ばしてくるんだったか。・・・俺たちは避けるしかないな。」

青年「多分遠距離攻撃ではこの卵が一番厄介だよ。当たれば死が決定するのは毒もそうだけど、飛来物の中では固形だから一番早い。」

勇者「ガントレットとナイフで一応防ぐ事は出来るが・・・一度に二つだけか。」

孫「体に埋め込まれただけなら俺がなんとかする。割れさえしなければ、何とかなるはずだ。」

青年「・・・出来るのかい?そんな事。」

妹「出来るよ。あたしの爺ちゃん蜘蛛憑きになったけどさ、こいつが助けてくれたんだ。」

勇者「あぁ。一部だが見ていた。初めてなのに素晴らしい手際だったよ。」

孫「う・・・。」

青年「それはそれは・・・すごいねぇ。」

孫「ででも、毒はどうしようもない。う、腕とか足なら体に回る前に切ってしまえばなんとかなるけど・・・。」

勇者「数滴でも人を殺せるだけの強さを持ち、尚且つ皮膚透過性まであるとは・・・恐ろしいものだ。」

青年「・・・合図、かぁ。爺やなら僕から送れるんだけど、爺やから送ることは出来ないからなぁ・・・。」
青年「それに古い人だしな。他族と協力なんて死んでも嫌っていいそうだし・・・。」

勇者「弓矢で合図を送ろう。」

妹「矢で?」

勇者「あぁ。指定の場所に色つきの羽を付けた矢で撃てば簡易的な合図になる。」

青年「それで十分かな。そこまで正確性の必要な事じゃないし。」

青年「・・・しかしこれ、全員が全員死ぬ可能性があるねぇ。」

勇者「死ぬわけないだろう。生きるために行くのだから。」

青年「・・・・・・君は強いね。」

孫「・・・早く行動しよう。やる事や確認しておく事が結構ある。」

勇者「そうだな。そろそろ蒸しあがっただろう、起こしてきてくれ。」

妹「わかった。」


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