過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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673: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/03/06(火) 17:45:36.17 ID:4JeG5lWQo
妹「そうだね。似てる。」

孫「うん・・・。」


勇者「・・・っ。その短剣は金属で作られている。金属というのは複数種あって、それらを複合させた合金と言われる種類もある。組み合わせは星の数ほど、とはいわないが大量にあるぞ。」

孫「もう食べ終わったのか?」

勇者「あぁ。早食いは旅には必要な技術だ。」
勇者(食い貯めもな。)

青年「という事はこれは金属って奴で作られたって考えていいのかい?」

勇者「どうだろうな。この光沢のなさは粘土を焼いたものに似ているしな。」

妹「え?でもこんなに固くないよ。落としたら割れちゃうし。」

勇者「加工の仕方によってはもっと固くすることができるらしい。素材も同じとは限らないしな。」

勇者「さて、俺は簡単な防具を作る。材料は心眼族に頼んで作ってもらった。紐、使わせてもらうな。」

青年「あ、う、うん。いいよ。」

孫「どんなの作るつもりなんだ?」

勇者「板をつなぎ合わせた単純な物だ。胴回りと腿あたりに紐を巻いて着る型を作るつもりだから胴回りと腿回りの長さを測らせてもらうな。」

妹「え!?」
青年「そ、それはもちろん、僕もだよね?」

勇者「? あたりまえだ。お前は腿はいいとして胴回りはつけた方がいい。」

妹「や、やだよ!測らせるなんて恥ずかしい!」

勇者「だがつけておいたほうがいい。毒の飛沫なども運が良ければ防げる。」

妹「じ、じゃ、自分で測らせてよせめて!」

勇者「直接測った方が作りやすそうなんだが・・・まぁ仕方がないな。とりあえずこいつの測るから測り方覚えておいてくれ。」

孫「え?」

勇者「なんだ。まさかお前まで嫌だという気か。」

孫「え、いや別に測られるのはいいんだけど・・・見られながらってのは・・・。」

勇者「・・・仕方がない。俺が自分のを測るからそれを見て覚えてくれ。」

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勇者「わかったな。それぞれの胴回りの太さと腰の周りの太さを炭で書いてくれ。少しきつめにな。」
勇者「服の上から着る事を想定しているから服の上から測っていいぞ。」

勇者「この布紐は一本だから順々に測るしかない。まずお前から測れ。」

孫「あ、うん。わかった。」

妹「・・・。」
青年「・・・。」

孫「・・・あ、あっち向いててくれない?」

妹「あ、ご、ごめん。」
青年「少し離れてようか。」

勇者(・・・そんなに恥ずかしい事だろうか。)


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