過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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675: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/03/06(火) 17:46:38.06 ID:4JeG5lWQo
勇者「・・・。」
勇者(・・・さっきから嫌がられるな。俺は嫌われているのだろうか。)
勇者(・・・・・・確かに嫌われる様な事はしているか。そうだとしても仕方がない、か。)

勇者「・・・俺に触られるのは嫌か?」

青年「え・・・?」

勇者「いや、さっき測ろうとした時も拒まれたからな。・・・確かに俺はあまりいい人間ではないな。」

青年「いや、別に・・・。」

勇者「この葉っぱに包んである中のぬるぬるしている物がそうだ。長い葉っぱで巻いて固定するといい。」
勇者「だが一人ではうまく出来ないだろうから、あの二人のどちらかに頼んでやってもらってくれ。それと出来るだけ早めに。」

勇者「無理言って悪かった。行っていいぞ。」
勇者(あまり関わらない方がいいかもしれない。俺が嫌いだとして未だにここに居てくれるのはあの3人が好きだからだろう。)
勇者(俺はいつか・・・ここから居なくなるからな。不純物である俺が居なくなれば上手く行くだろう。)

勇者(出来るだけ早くここから居なくなった方がいいな。俺が長くいれば居るほど関係が不安定になるかもしれん。)

青年「・・・・・・呆れた。君って被害妄想激しいんだね。」

勇者「・・・?」

青年「別に君の事が嫌いって訳じゃなくてただ恥ずかしいってだけじゃない。なんでそういう思考するかな・・・。」

勇者「・・・不快にさせたなら悪かった。人付き合いなど、少し前まで出来なかったからな。よくわからん。」
勇者(直接触れ合った男の友人なんて孫が初めてだしな。)

青年「・・・・・・フー。分かったよ、触らせてあげるよ。だけど何も言わないでね。」

勇者「嫌なら別に・・・」

青年「君が、嫌いって訳じゃない事を、示してるだけだからね。」
青年「・・・まったく。人に地肌触られるなんて全然経験ないのに・・・」
ドサッ

勇者「・・・?」

グィっ
青年「ほら、これくらいたくし上げればいいかい?」

勇者「あ、あぁ。・・・。」

勇者「・・・。」
勇者(この辺りか。)
ピト
青年「ひゃっ!」
青年「は、貼るなら言ってよ!」

勇者「あ、悪い。何も言うなと言われたからな。」

青年「そういう意味じゃなくてさ・・・。」

勇者「葉を巻くぞ。よっと。」

青年「・・・っ。」

青年「終わった?」

勇者「あぁ。戻していいぞ。」

青年「・・・。」

勇者「しかし・・・随分肌が白いな。」

青年「っ!き、君は・・・。」

勇者「? 悪い、気に障ったか?」

青年「・・・別に。君って実は察し悪いね。」

勇者「・・・?」

青年「それとも僕が悪いのかな・・・。爺やのいう事聞いておけばよかったかも・・・。」

勇者「?」


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