過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2012/03/07(水) 02:01:52.34 ID:6bF5W/Nwo
勇者「虫の特性として、俺たち人間などに比べれば増殖は体力の消費が少なくて済むという物がある。その分数を増やすことが出来るが、産まれたばかりの赤子はとても小さい。」
勇者「アイツが子供を産んでいる可能性は、そこまでありえない事ではないだろうな。」
勇者(しかしその経験が有るか無しかは大きすぎる問題だ。どれだけ理論で説得しようがそれは机上の空論。)
勇者(少なくともこのパーティが壊れるのは避けなければ。)
青年「・・・だからと言ってさ。挑まなければいけないというわけでもないでしょ?」
青年「あんなもの、放って置く以外に何が出来るというんだい?あいつを殺す方法なんて何もないでしょ。」
勇者「・・・。」
孫「そ、そうだ。確かにあいつがいるだけで俺たちの仲間の命は危険だけれど、立ち向かうなんてもっと危険だ。」
孫「蜘蛛にだって寿命はある。あんなにデカければあと少しで死ぬはずだ。それを待てば・・・。」
妹「・・・ふざけろよ。」
孫「!」
青年「・・・。」
妹「・・・他族なんてやっぱりこんな物か。臆病者め。」
ズザっ!ザッザッザッ・・・
勇者「・・・。」
勇者(・・・やはりこうなるか。)
青年「・・・いきなりどうしたんだい?あの子は。」
孫「・・・っ。」
勇者「・・・ふぅ。」
勇者「俺から話すべきではないのかも知れないが・・・・・・、お前たちがあの子を誤解するのも不憫だ。」
勇者「あの子は母親を蜘蛛に喰われている。」
青年「・・・。」
孫「えっ・・・?」
勇者「それも目の前で、という話だ。」
青年「・・・。」
孫「・・・・・・・。」
勇者「あの子は蜘蛛の脅威を目の前で感じ取った。あの子とお前たち二人の考えの違いはその経験の差によるものだ。」
勇者「お前達は両方いないんだったな。それに比べてあの子は片方だけだ。だが、どちらも悲しい思いをした事は変わらん。」
勇者「・・・少し、考えていてくれ。お前達二人が出した、その意見。一体どんな可能性を孕んでいるのか。」
スタ スタ スタ・・・
勇者「後で呼ぶ。」
孫「・・・。」
青年「・・・そんな事言われてもな。」
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