過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2012/03/16(金) 01:58:54.23 ID:hzmsnHkco
女戦士「な、なぁ。まだ上に一人いるはずなんだ。連れてきてくれないか?」
仙人掌「んー?あの周辺に倒れたのはお前達だけのはずだぞ。」
女戦士「そんな馬鹿な!私は見たぞ近くに商人が落ちてたの!」
仙人掌「そんな事言われても私は知らん。お前の勘違いではないか?」
女戦士「そんなわけないだろう!」
仙人掌「あーあー声を荒立てるな。私だってな常に砂漠全体に気を配ってるわけじゃないんだ。」
仙人掌「水蒸気爆発が起きた時にいつもより重量感のある音がしたからな。お前達を見つけたのはたまたまだ。」
女僧侶「水蒸気爆発・・・?」
仙人掌「お前達が見事にはまっていた爆発の事だ。はははは本来冬に入る時期にしか起きない。運がいいな。」
女魔法「・・・それで、なんの為に私たちを呼んだの?」
仙人掌「ん?暇だからだ。もう何億年生きたかなー何千年だったか。もう時間の概念すら曖昧だはははは。」
仙人掌「発声を封じられた所為でまともな魔法が使えなくてなー。こいつを作ってみたはいいものの出力が足りず結局まともな魔法が使えん。」
女僧侶「・・・何千年・・・・・・。」
女魔法「悪いけど、私たちはもう一人の仲間を探さなきゃいけない。もとの場所に戻して。」
仙人掌「戻ってどうする。」
女戦士「探すって言ってんだろ!」
仙人掌「無鉄砲だな。それとも救いようのない馬鹿か。己の状況すら顧みれない阿呆か。」
女戦士「なに・・・!」
仙人掌「お前達が戻った所でどうにもならない。生物は皆死ぬものだし、お前達の防寒程度では間違いなく死ぬ。」
仙人掌「戻ったとして、あわよくばお前たちの仲間が見つかったとしてその後どうする。街まで歩くか。方角も分からぬまま。」
女僧侶「そ、それは・・・。」
仙人掌「まぁいいではないか。私遊んでいけ。」
女戦士「じゃ、じゃあ!私たちを戻すのが駄目ならせめてもう一度探してきてくれ!」
仙人掌「私は別にお前達を放って置いてもいいのだが。」
女戦士「頼む!大切な仲間なんだ!」
仙人掌「そもそも私はここから動けない。だからわざわざこいつに行ってもらったのだ。こいつが見つけられなかったのなら居ないはずだ。」
女戦士「だからいるはずなんだ!私たちは4人でワームに乗っていたら爆発で振り落されたんだから!すぐ近くに落とされたはずだ!」
仙人掌「ふん。だとしたらその後に起こる風で埋まってしまったのかもしれないな。そうなったらもう見つからん。」
仙人掌「一体この上にどれだけの骨が埋まっているのか。死者に添えるのは花だけで十分だ。」
女戦士「どうしたら上に戻してくれる!?何をすればいい!?」
仙人掌「どうしても上には戻さないし、何もしなくていい。」
女戦士「だったら・・・!力で従わせる!」
ジャキン!
女僧侶「ちょ、ちょっと!」
女魔法「・・・。」
仙人掌「ははっ!やってみるか人間!いいぞ久しぶりだ!こんなバカは!」
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