過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2011/08/01(月) 22:12:51.52 ID:aUS1fi1no
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砂漠前の村 〜宿〜
女僧侶「・・・・・・。」
女僧侶「・・・・・・まだ、日は昇っていませんね。」
1108「なんだ、もう起きたのか。」
女僧侶「おはようございます。・・・それはこちらのセリフです。なんでもう起きているんですか?」
1108「寝付けない時だってあらぁな。」
女僧侶「・・・そうですね。」
1108「・・・・・・どうだ?そろそろ夢が嫌になってきたんじゃないか?」
女僧侶「どういう意味ですか?」
1108「そのまんまの意味だ。嘘が付けない空間ってのは、疲れるだろう。」
1108「秘密にすることは出来るってのが唯一の救いだな。まぁひとむたちにはその秘密さえ持てないけどよ。」
女僧侶「・・・・・・。」
1108「能天気なあいつや、嘘をつくより秘密をもつあいつや、脳筋のあいつは平気だろうけどな、」
1108「お前は違うな。あの空間では辛いだろ。」
女僧侶「・・・そんなこと、ありません・・・・・・。」
1108「ハッ!嘘をつくときは、俯かない方がいいぜ。バレる。」
女僧侶「・・・あなたは、随分確信を持って人を決め付けますね。」
1108「孤児って言ったろうが。人を見抜く目を付けなきゃぁ不条理をつかんじまう。まぁ、結局施設に入れられたけどよ。」
女僧侶「・・・・・・果たしてそうでしょうか。あなたが人を見抜く目を付けた理由は、孤児という理由だけとは思えません。」
1108「勝手に思ってろ。」
女僧侶「ヒトヤさんは、ひとちゃん達の事はすごく真面目ですよね。どういった関係なんですか?」
1108「材料仲間だ。」
女僧侶「それだけですか?」
1108「それだけだ。」
女僧侶「嘘をつくときは人の目を見たほうがいいですよ。ばれますから。」
1108「・・・ハッ。まぁンなことはどうでもいい。どうせそろそろ別れんだからよ。」
女僧侶「・・・・・・そうかもしれないですね。あなたは、これからも夢には遊びに来ないのでしょうし。」
女僧侶「残念ですよ。」
1108「気が向いたら行ってやる。」
女僧侶「・・・そうですか。楽しみにしています。」
1108「はーぁ。寝るかぁ。」
女僧侶「寝れなかったのではないのですか?」
1108「寝れない夜は朝に眠くなるもんだろ。」
女僧侶「そうですか。おやすみなさい。」
1108「・・・。」
女僧侶(・・・・・・。結局私は、逃げているだけなのかもしれない。)
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