過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2012/03/20(火) 22:48:28.48 ID:0aO95pCUo
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扉≪コンコン≫
前王「入るがよい。」
扉≪ガチャ≫
近衛兵長「失礼します。何か御用でしょうか。」
前王「その子を、私の寝室へ連れて行って欲しい。」
近衛兵長「ハッ。・・・失礼ながらこの方は?」
勇者「・・・」
前王「三十一代目、勇者その人だ。」
近衛兵長「・・・なるほど。お顔を隠しているのは何故でしょうか。」
勇者「・・・」
前王「顔にひどい傷があるのだよ。」
近衛兵長「そう、ですか。今度こそしっかり顔を見れるのかと思っていたのですが・・・。」
勇者「・・・」
勇者(今度こそ・・・?)
近衛兵長「この子は?」
前王「連れ児だ。」
近衛兵長「な、なんと。まさかそのような・・・」
勇者「・・・」
勇者(その言い方では誤解されないだろうか。)
近衛兵長「了解致しました。丁重にもてなさせていただきます。」
前王「頼んだよ。」
近衛兵長「ハッ。・・・鎧を脱いでまいりますので少々お待ちください。」
扉≪ガチャン≫
前王「今の人物は、お前に手紙を届けた人だ。」
勇者「・・・」
勇者(今の人が・・・)
前王「元は、近くの村の警備兵。お前に手紙を渡して、今までもう6年となるか。」
勇者「・・・」
勇者(・・・そろそろ発動条件が満たされる。)
前王「お前は、もう忘れてしまったのかも、知れぬな。」
前王「近衛兵長には妹が一人いる。出身地の村で、家の羊飼いを継いだそうだ。」
前王「その子は、お前が」
勇者「詠唱完了。すいません、またお話しを・・・」
バシュン!
前王「・・・ふむ。帰ってくるんだぞ。私の息子。」
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