過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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◆SHpOT25On.
[saga]
2012/03/31(土) 03:30:33.96 ID:koUd7CeAo
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昼過ぎ
車輪≪ガタガタガタ・・・≫
女魔法「・・・。」
象牙≪チュィィィ・・・≫
女戦士「ごつごつした岩が増えてきたな。」
女僧侶「火山に近づいてきた影響ですね。道には落ちていませんけど。」
女戦士「この道はちょっと前までは使われてたんだから当たり前だな。勇者が言うには噴火は30年前だったって話だし。」
女僧侶「所々草が剥げてますね。もっと近づくともしかしたら草が生えて無いかも知れません・・・。」
女戦士「ちょっとでもはえてりゃいいよ。・・・お。何か見えるぞ。」
女僧侶「本当ですか?一体何が?」
女戦士「私はあいつほど目は良くないからなー。・・・多分家。色から察するに木造だな。」
女僧侶「火山の麓の集落でしょうね。やっと視認できましたか。」
女戦士「到着は推定夕方って所か。あいつの見立てはぴたりだな。」
女僧侶「道に魔物はいますか?」
女戦士「確認できる範囲では居ない。象魔人も火山に近づいてからは居ないし。」
女戦士「魔法はさっきから中でなにやってるんだ?」
女僧侶「真空魔法で象牙を削っていますね。」
女戦士「なんでそんな事してるんだ?」
女僧侶「秘密、だそうです。」
女戦士「ふーん。・・・む。」
女僧侶「どうしました?」
女戦士「魔物。後ろから。」
女僧侶「後ろから?」
女戦士「轍を付けられたみたいだ。・・・団子獣だな、戦闘用意!他に魔物は居ない!」
女僧侶「分かりました。魔法さん!聞こえましたね!」
女魔法「・・・ん。」
象牙≪ィィィィン・・・≫
杖≪ガタ≫
スタ
女戦士「よっしゃ!馬止めろ!」
女魔法「必要無い。地面隆起魔法中詠唱開始・・・」
女魔法「詠唱完了」
地面≪ズガンズガンズガン!≫
グシャァ!
魔物≪グゲ!≫
女戦士「おうおう・・・。」
女僧侶「・・・退治できました?」
女戦士「あぁ。馬止めなくていいぞ。」
女魔法「・・・真空魔法渦」
象牙≪チュィィィ・・・≫
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