過去ログ - 勇者「魔王が勇者一族に呪いを掛けたけど治った」
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985: ◆SHpOT25On.[saga]
2012/04/07(土) 23:55:31.95 ID:KxI0bmpRo
女戦士「・・・赤いドラゴンと戦ってみて思ったけど、素早さなら何とか私達人間の方が早い。だから、行動させる前に倒すべきだと思う。ただ・・・」

女僧侶「瞬間的に倒す手段が存在しませんね・・・。例えば、戦士さんの剣で首を落とせば一瞬で終わるのでしょうけど・・・。」

勇者「そうだ。そして、あくまで仮定への対抗策ではあるが、魔王へのひとまずの策とその点が被るな。」

女戦士「・・・まさか・・・・・・。」
女僧侶「ドラゴンさんと・・・戦うつもりですか?」

勇者「それは無い。だが、協力をしてもらうというのはどうだろうか。」

女戦士「協力?どういう点でだ?」

勇者「つまり・・・、戦士。」

女戦士「?」

勇者「ここでお前の代での退魔技を、原型でもいい、編み出してくれ。」

女僧侶「っそ、それは・・・。」

女戦士「・・・・・・。」

勇者「条件として、一撃の威力を重視した技である事。これを必須条件としてくれ。使った後に不利な状況になろうと構わない。」
勇者「バランスを崩したとしても、一定時間動けなくても、・・・体力を使い切ってしまったとしても。」

勇者「俺が何とかしよう。突破口を開けるならそれでいい。」

女戦士「・・・はっ。面白い事言ってくれるな。私が使った後に死んじゃってもいいのか?」

勇者「それは困る。・・・使っても死なない技にしてくれ。」

女戦士「ははっ。・・・時間は?」

勇者「・・・」
勇者(長引くのは良くない。魔法が受け取った情報は地図の位置、そしてここで待つという短文。期限は特に設けられてはいないが・・・。)
勇者(アイツが待つのに飽きるまでにはつかなくてはいかない。)

勇者「ここに居られるとしたら・・・僧侶、保存食は今何日分残っている?」

女僧侶「あ、えっとですね・・・。お爺さんがくれた燻製肉は五日分で、私達が少し食べましたから・・・」
女僧侶「・・・今のペースで食べると四日半、でなくなります。」

女戦士「・・・四日か。」

勇者「・・・その気になれば、俺が狩りをしてきてもいい。だが、魔王を待たせすぎるのは少々怖い。」
勇者「最長で一週間。それが期限だと思ってくれ。」

女戦士「・・・。」

勇者「何かしらの手ごたえだけでもいい。取りあえずの原型でもいい。しかし一撃でドラゴンさえも殺す事が出来る技だ。」
勇者「ここで得た経験で、技を作ってくれ。」

勇者「戦士の戦闘技術はもう成熟期に入っている。必ず出来るはずだ。」

女戦士「・・・・・・わかった。やる。」

女僧侶「だ、大丈夫ですか?む、無茶はしないでくださいね。」

女戦士「悪い。それは約束できない。」

勇者「・・・すまない。」

女戦士「謝んなって。っていうかお前さ、言いだしておいて、手伝わないなんて言わないよな?」
女戦士「それはねぇぜー。ひーひー言わしてやるからな。ははは。」

勇者「無論だ。俺が出来る事なら何でも手伝おう。」

女戦士「おう、約束。・・・さって、じゃぁ・・・。まずはちょっと一人にしてもらおうかな・・・。」

女僧侶「ど、どこへ?」

女戦士「出来れば静かなところがいいな・・・。集中したい。」

勇者「ドラゴンに聞いてこよう。まずは・・・白い奴から。」

女戦士「あ、あとさ。一番固い奴に協力お願いしといてくれ。別に殺したりしないからさ。」

勇者「分かった。何が何でも協力させよう。」


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