過去ログ - IS大戦 〈インフィニット・ストラトス×サクラ大戦〉
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◆tUNoJq4Lwk
[sage]
2011/07/30(土) 19:49:10.59 ID:qJ5PnGe/o
「たまたまそこの二人が歩いているところを見かけましてね。呼び出される前に来ました」
黒髪の美人がそこにいた。
スラリと長い脚を引き立てる黒のスーツ姿。意志の強そうな目つき。大人っぽい雰囲気。
そのすべてが大神の好みであった。
「あなたは……」
「申し遅れました。私、そちらの山田と同じくIS学園で教師をしております、
織斑千冬(おりむら ちふゆ)と申します」
千冬は姿勢を正し、マナーの教科書に出てくるような美しいお辞儀をした。
何か武道をやっている人の動きだ、と彼女を見た大神は感じる。大神自身も、剣の使い手
であるからわかるのだ。
「堅苦しい挨拶はなしだ。それよりお前も自己紹介しろ、もう皆お前のことを知ってるけど」
校長が大神を見て言った。
「あ、はい」
酔っ払いに促されて、大神は自己紹介をする。
「このたび、このIS学園に配属されることになりました、海上自衛隊の三等海尉、
大神宗一郎です!」
大神は姿勢を正し、はっきりした口調で自己紹介をする。
伝統ある海上自衛隊の士官として第一印象は大事だ。
しかし酔っ払いはそんな挨拶が気に食わなかったようだ。
「おめえよお、大神。ここは自衛隊じゃねえんだからもっとこう、親しみやすい挨拶をしろよ」
「親しみやすい、ですか」
「とりあえず好みの女のタイプを教えろ」
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