過去ログ - ほむら「キュゥべえをレイプしたらソウルジェムが浄化された」2
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847:伊吹 ◆LPFQRD/rxw[saga]
2011/09/11(日) 00:56:59.68 ID:iCbOuhvAO
――――空を駆ける翼。

私が、魔法少女の浄化に間に合わなくなってきたのは、今から50年程前だ。

魔女を倒さなければならない。
そう決意して、遅れて到着した場所には、魔法少女の死体だけが残っていた。

傷跡から、その手を下したのはまどか以外に考えられなかった。

まどかが自分を抑えきれなくなっているのだろう。

魔女を消滅させる、それだけの概念として――魔法少女を消滅させてしまう。

より魔女に近くなる程、彼女は抑えられなくなるのだ。

きっと、彼女は望んでいない――こんな世界を。

私の限界が、つまり彼女を悲しませている――事実。

紫「…………」

贖罪をしなければならない。
自らの我が儘で、望まない世界を押し付けられた、全てに。

私が救うのはまどかだが――まどかを救う為に。

紫「(私は世界を救わなければならない)」

彼女たちは確かに生き、そして誇り高く死んでいった。

私の改変によって其れが無に帰すのだとしたら、私がそれらを無下にしてはならない。

誰かが何処かで、いつも誰かの為に戦っている。

紫「(それを忘れてはならない――)」

風がほむらを撫で――包帯が巻かれた左半分の顔を照らす。

軽くなった右半身を踊らせて、彼女はその風に乗って飛んでいった。


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