921: ◆WslPJpzlnU[saga]
2012/01/29(日) 16:49:13.52 ID:DgjXjvxI0
ドバンッ!! と、侍の体が船のマストに叩きつけられた。
鈍痛が侍を苛むが、それでも刀を手離すような事はしない。
侍「……なに?」
侍(今、確かに斬られたはず…!!)
侍が自身の胸を何度も触るが痛みは無い、あるのは叩きつけられた背中の鈍痛だ。
眼前で剣を構える地獄騎士はその疑問に答える。
地獄騎士【 傷による死はない……だがその代わりに今ので貴様は体力のみ削られた筈だ 】
侍「・・・っ、なるほどっ」
そう言われる直前に侍の全身が重く感じたのも、そういうことかと納得する。
同時に安心する。
これは侍を罠にかけた上での奇襲ではなく、何か意図のある修練なのだ。
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