過去ログ - 和「私が愛してるって言ったら」
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23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/03(水) 02:36:16.07 ID:UwF03LhUo

唯は架空の妹に《憂》という名前を付け、普段の自分と区別をつけるため
《憂》でいる間は山吹色のリボンで後ろ髪を縛ることにした。

『憂はね、とってもお料理が上手で家事もなんでも完璧で、すごいんだよ』

『ふぅん』

『おまけに頭もよくて優しくって、和ちゃんがみんなに自慢したくなるような子なんだ』

『そうなんだ』

『大人になって憂が和ちゃんのお嫁さんになったら、きっと毎日が幸せだよ!』

『……そうかもしれないね』

二人で作り上げた空想上の女の子は、
唯とキスを重ね、身体を重ねるたびに不思議とその存在感を増していった。

やがて、山吹色のリボンで後ろ髪を束ねた唯が自身を「お姉ちゃん」と呼んだ時、
確かに私の目の前で、彼女がーーーー《憂》が、微笑んでいた。


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