8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/03(水) 02:17:04.97 ID:UwF03LhUo
「……もう。全然反省してないでしょ」
反省してるよ〜?と応えた彼女の頬を軽くつねってから、栗色の髪に触れる。
指をゆるゆると滑らせて後ろ髪を束ねる山吹色のリボンをつまんだら、
駄目だよ和ちゃん、と彼女は笑顔のまま私の手首を掴んだ。
「メッ、だよ。こうしてる時は、髪を解かないって約束だよね?」
「……そうだったわね、ごめんなさい。……憂」
その名前を呼ぶと彼女は僅かに目を細めて、
はぁ、と大きな溜息とともに私の胸に顔をうずめた。
「ねえ和ちゃん」
「うん?」
「お姉ちゃんが合宿行っちゃうと、寂しい?」
「……。そうね、寂しいかもしれないわね」
「……ふぅん」
「……」
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