12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2011/08/05(金) 13:42:18.86 ID:jnp1S4sK0
何かに導かれるように俺はISを起動させ、白式第二形態・雪羅で福音を探していた。
途中、何人かの先生に待ってと言われたが無視してきたので千冬姉に怒られるであろう。
けれどそんな事をしても、頭の中は仲間を助けたいという一つしかなかった。
何故第二形態になってるのかも、体の傷が治っていることも分からない。
でもそんな状態でも箒、セシリア、鈴、シャル、ラウラを助たいという気持ちだけはあった。
『複数のISの反応を確認、その内五機はプライベートチャンネル登録者と確認』
ハイパーセンサーで確認するとセシリアとシャルとラウラと鈴は戦闘に参加していない。
ただ唯一箒の機体、紅椿だけが福音と戦っているというより追い詰められていた。
「荷電粒子砲に切り替える、目標は福音に設定」
雪羅がゆっくりと量子変換し荷電粒子砲へと姿を変える。
マニュアルでもう一度標準を定めてから解き放つ。
見事命中し福音を紅椿から離れさせる、その隙をつくように俺は紅椿に接近しながら言う。
「俺の仲間は誰一人として、やらせねぇ!」
「一夏っ、一夏なのだな!? 体は、傷はっ……!」
「おう。待たせたな」
「よかっ……よかった……本当に……」
「なんだよ、泣いているのか?」
「泣いてなどいないっ!」
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