過去ログ - ほむほむ「ホビャァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
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331:ほむトープ[sage]
2011/08/09(火) 23:55:13.26 ID:UNUCMhhk0
観察記録6・海の向こう   担当研究者の手記より抜粋

20XX年◇月○日

実験開始から早くも6ヶ月、第二世代誕生に湧いたあの日を懐かしく感じる。
今は既に第7世代が誕生し、ほむほむ種の生活圏は早くも一つのエリアの3割を埋め尽くそうとしている。

ほむトープは超巨大メガフロート上に築かれた人工の独立自然系の通称である。
外周部に自然環境エリアを、中央部に都市環境エリアを持った複合エリアを幾つも内包し、
プランクトン以外の海洋生物を除外した“人工の海”で区切られている。

だがしかし、如何に体力・飛行能力に優れたまどまどであっても、この海を越えるのは難しい。
人工の海は、まどまどの一回の飛行距離だけ超えられる限界値を、遥かに超えて作られているからだ。

親ほむ「ホム……」ショッパイミズ

親まど「マド……」ヒロイネ

仔まど「ミャド〜!」デッカーイ

今日も私の担当する観察モニターの前、いや、海岸線に一組の親子が来ていた。
自然環境再現システムが作る波と、その向こうを凝視している。

親まど「……マドッ」ハネヒロゲ

親ほむ「ホ、ホム!? マドカァー!?」ドウシタノマドマド

仔まど「ミャド!?」オカーサン

親まど「………………」

親まど「マド、ホムラチャン、マドマド」ホムホム、コドモオネガイ

親ほむ「ホ、ホミャッ!? ホムゥ、ホムホムゥ!」イッチャダメ

親ほむ「ホム、ホムホムホム、ホミャァホム!!」ショッパイミズ、ダレモコエラレナイ

親まど「マドンッ!」トビタチ

親ほむ「マドカァー!」マドマドー

仔まど「ミャドー!」オカーサン

我々に、ほむほむ種の会話は細かく理解する事は出来ないが、
その鳴き声からして、恐らくは飛び立ったまどまどを引き留めようとしたのだろう。
りぼほむでもないほむほむに飛ぶ術はなく、幼い仔まどに母を追い掛けられるだけの飛行能力はない。

もう幾度、この光景を見て来ただろう。
ほむほむ学を学んだ者として、一人のほむほむ種を愛する人間として、
また妻子を持つ一人の男として、この光景に涙を禁じ得ない。

このモニターを任された私は、酷い貧乏くじを引かされたのかもしれない。


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