過去ログ - ほむほむ「ホビャァァァァァァァァァァ!!!!!!!」
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503:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/10(水) 23:10:27.69 ID:ifMyUBez0
観察記録8・より多くの土を   担当研究者の手記より抜粋

20XX年◇月△日

私が知る限り、その行動を起こし始めたのは、一組のほむほむとまみまみのつがいだった。

ほむほむ「ホムゥ……ホムホム」ハッパノオサラジャ
まみまみ「マミィ……マミィン」ツカレチャウ

葉で作った皿での輸送方法は、発見当時は実に画期的なアイデアだった。
だが、長距離の輸送においては、運べる量はまだまだ少なく、それ故に往復回数も増える。

最早数百万にまで膨れあがったほむほむ種達であっても、その行動に一貫性があるとは言えず、
まあ、つまる所の指導者がないと言う状況にあって、作業に従事するのはやる気を起こした一部のみ。
そんな状況では作業量・労働量が増える事による個々人内の不満や疲労も多いだろう。

まみまみ「マミィ、マミマミ……マミッ!」ハッパガオサラニナルナラ……ソウダ
ほむほむ「ホム? ……ホム、ホムホムホム!」キダッテオサラニナルネ

そのつがいは、共に暮らすさやさややあんあんのつがい達と共に、木を切り倒し、
木の同士を蔦で結び、イカダ状の物を作り上げたのだ。

あんあん「アンー! アンアンー!」さやさや「サヤー! サヤサヤー!」オーエスオーエス

それをほむほむ種の中でも力に秀でたあんあん、さやさやが引っ張る事で、
上に乗せた大量の土を一気に運び込もうと言うのだ。

結果は惨敗だった。
摩擦係数と言うものを知らないほむほむ種達は、そのあまりの労力に体力を使い果たし、
大量の土を運ぶと言う、ほむほむ種達の計画は頓挫した。

まみまみ「マミャァァン、マミャァァン」ウマクイカナカッタ
ほむほむ「ホムゥ、トモエサン、ホムゥ」ナカナイデ、マミマミ

切り倒されて放置された細い枝の上に座り、泣き崩れるつがいのまみまみを慰めるほむほむ。
暖かい光景だが、私は次の瞬間、思わず噴き出した。

まみまみ「マミャッ!?」ほむほむ「ホミャッ!?」コロコロスッテン

グラついた木の枝が転がり、二匹が転倒したからだ。

まみまみ「マ、マミマミィ……」エダノウエデ
ほむほむ「ホ、ホミャホムゥ……」コロンジャッタ

まるで幼子の失敗のような光景に、私は娘の幼少期を思い出して微笑まずにはいられなかった。
だが、数日後、私が微笑んだ光景が、驚愕の光景への鍵となる事を、私はまだ気付いていなかった。


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