過去ログ - 藤木「最近さぁ、「2ちゃんねる」にハマッてるんだよね」
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(千葉県)
2011/08/28(日) 22:24:59.77 ID:IHkyxDJL0
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花 沢「な、何ですって?!」
甚 六「ハァハァ…、は、はい、今さっき家に帰ってみたら…」
プルプルと震え出した花沢は、鬼のような形相で一点を見つめ、いきなり壁を殴り付けた。
花 沢「くっ…糞おお!! これじゃあ、もうここで詰みが確定なの??」
花 沢「そんなの嫌だわ!! 私は磯野君と…磯野君とぉぉぉぉ…!!」
花沢につられて甚六も慌てふためいた。
甚 六「ど、どうしましょう?? 僕達…あっ、僕…わああああああああああ!!」
甚 六「嫌だああ!! 僕、捕まりたくない…!! 僕まだリカちゃんともしたかったのに!!」
花 沢「うるせぇんだよ、甚六っ!!」
甚 六「わっ…ぐへぇっ…」
花沢は甚六をどついた。その弾みで甚六は道路の上に転がり、電信柱に頭をぶつけて伸びた。
花 沢「(冷静になって! 考えるのよ!! 私なら出来る筈!! 私なら…―)」
花 沢「(もう…ダメだわ…! ど、どうしたら良いの??」」
花 沢「…あぁ…もう…逃げるしか…」
もう日も落ちる時間帯だ。蝉が煩わしく鳴いていた。
花沢は自宅に戻ると貯金通帳や現金、パスポートなど掻き集め、逃亡する準備を整えると、すぐに家を出た。ポケットの中には護身用の拳銃が入っている。カオリを銃殺したやつだ。
甚六を放ったらかしにし、一人だけで逃げるらしい。果たして当てはあるのか。
花 沢「(父ちゃん…母ちゃん……うぅ…)」
花沢は薄暗くなった町内を走った。だれにも気付かれず、この町から出るつもりらしい。
学校とも、友達とも、あの愛しいカツオにさえ別れを告げないで。
花 沢「…ふふ…あはは…」
花沢はおどけたように泣き笑った。
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