過去ログ - 一夏「……あれ……ぼく……だあれ?」
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(鹿児島県)
[sage]
2011/08/05(金) 13:15:39.05 ID:SSO4L2WS0
一ヶ月後、IS学園内医療室
ベッドに横たわる少年を静かに見ている女性がいた。
千冬「………まだ寝てる気か…?」
一夏「」
千冬「………このねぼすけめ…」
千冬「…………帰ってきてよぉ…一夏ぁ…」
あの日サイレント―ゼフィルスに教われた一夏は、
頭部から落下し、同時にBTレーザーによって肉体を著しく破壊されていた。
十数時間におよぶ手術の結果、一命を取り留めたものの、
一ヶ月たった今も、全く意識はもどらない。
一夏「」フルッ
一夏の身体が少し震えた。
千冬「!?」
一夏「ん…」
千冬「…いちか?」
一夏「…ん……」
けだるそうな声をあげながら、少年は目を覚ました。
千冬「一夏…一夏!!」
一ヶ月ぶりの、弟の目覚め。
堪えきれなくなった千冬は一夏を抱きしめた。
千冬「よかった!よかった!一夏!!」
一夏「ふえっ!?い、痛いです!やめてください!」
まるで”初対面の人に抱きしめられた”かのように一夏は拒絶した。
千冬「…ぐすっ…お、お前、一ヶ月も心配させて……」
その違和感をふざけてるだけだと片づけて
千冬はワシャワシャとその黒髪を撫でる。
浮かぶのは何年ぶりかの、とびっきりの笑顔。
しかし、一夏の顔は優れない。
一夏「………?」
千冬「………どうした?」
なにか、嫌な予感がした。
一夏「…お姉ちゃん…だあれ?」
千冬「は?」
空気が凍る。しかし、なおも少年は言葉を紡ぐ。
決定的な言葉を。
一夏「……あれ……ぼく……だあれ?」
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