過去ログ - エリー「私と5つの物語……///」
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56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/05(金) 21:32:18.24 ID:rkRztRK1o
やっぱりコーデリアさんって、ネロのことよくわかってるなあ……

それから、コーデリアさんは私の方に向き直りました。

コーデリア「それに、エリー、あなたもね」

エリー「わ、私ですか……///」

コーデリア「そ。何かあるんなら、ひとりで悩んでないでお姉さんに任せなさいっ!」

自信たっぷりに、冗談めかして、そう言ったのでした。

その優しげな笑顔を見ているとなんだかすべてを見通されているようで、でも全然嫌じゃなくて、むしろ心がやすらぐのでした。

私は目を伏せます。

エリー「大丈夫、です……///」

コーデリア「そう?」

コーデリアさんは私の横顔をじっと見つめました。

コーデリア「そっか。じゃあ、私はそろそろ行くわね」

そういって立ち上がった瞬間の柔らかな髪の流れに朝の光が躍り、この庭のどんな花々よりも美しく輝きました。

そして、コーデリアさんは身を屈め、座った私と同じ高さに視線を持ってくると、耳元の髪を少しかきあげて小声でささやきました。

コーデリア「大丈夫だからね。あまり遅くならないうちに帰ってくるのよ」

エリー「はい……///」

コーデリア「待ってるからね」

私はやはりコーデリアさんにはすべてがわかっているような気がしたのでした。

私の答えにただやさしくほほえみで返し、コーデリアさんは戻っていきました。


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