過去ログ - まどか「……無駄なんかじゃないよ」
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24: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/08/06(土) 22:57:42.83 ID:0XqhaUOe0
強引に、顔を逸らした。
きっと今、自分は耳まで真っ赤だろう。
残念な様子の仁美に、多少の憎らしさを感じた。
25: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/08/06(土) 22:59:07.87 ID:0XqhaUOe0
顔を見合せたまま、固まった。
そう、まどかは良くも悪くも純粋だ。
こういう紛らわしいことも前からあっただろうに。
26: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/08/06(土) 23:00:12.57 ID:0XqhaUOe0
「あ、あー! そういや仁美、そろそろ習い事じゃない?」
「あら……まったく、今いいところですのに」
27: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/08/06(土) 23:01:09.13 ID:0XqhaUOe0
ふぅ、と小さく息を吐く。
本当にまどかは流されやすい。
このまま誤魔化そう、とさやかに視線を送る。
28: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/08/06(土) 23:02:37.47 ID:0XqhaUOe0
ウィイン、と自動ドアを越えれば、流行りの曲が流れている。
ずっとこの一カ月を繰り返している自分にとっては、もう聞き飽きたものなのだが。
すたすた、とさやかが同年代の寄りつかなさそうなコーナーに入っていく。
29: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/08/06(土) 23:03:47.71 ID:0XqhaUOe0
「……ごめんなさい、考え事をしていて」
「あ、そうなんだ……この曲とってもいいと思うんだけど、どうかな?」
30: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/08/06(土) 23:04:43.87 ID:0XqhaUOe0
「よっすお待たせ! 二人は何か買うのー?」
すでにレジで会計を済ませたらしく、さやかが元気に声をかけてくる。
31: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/08/06(土) 23:06:10.36 ID:0XqhaUOe0
「いやー今日は収穫だったよー、珍しいCDが並んでてね、今しかない! って思ってさ」
「ふふ、愛のなせる運の良さだね」
32: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/08/06(土) 23:07:25.08 ID:0XqhaUOe0
「――――――ッ!!」
どうしてこの場所、このタイミングで。
まさか、まどかの資質に惹かれてやってきたとでもいうのだろうか。
33: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/08/06(土) 23:08:39.62 ID:0XqhaUOe0
まずは、ハンドグレネードを2つ、連続で放り投げる。
数秒遅れて、爆音と、爆風。
十数体は巻きこめただろうか。
34: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/08/06(土) 23:09:31.92 ID:0XqhaUOe0
直後、最後の使い魔が撃ち抜かれ、吹き飛ぶ。
「……この、攻撃は」
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