過去ログ - まどか「……無駄なんかじゃないよ」
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334: ◆fJz13rtmKU[saga]
2011/09/18(日) 22:00:31.96 ID:wxG087Z20
「これはっ……!」
視界が一気に開けた。
目に映るのは、荒れ地になった見滝原。
否、これは見滝原だけで済んでいるのだろうか?
「ああ―――心配はいらないよ、この周辺だけだ。避難所にも『まだ』達していない」
「まだ、っていうことはつまり……」
「そういうことだ。でもまあ、無駄に被害を広げて資質がある少女を殺すのは僕としても好ましくないんだけどね?」
だからさっさと消えてくれ、とでも言いたいのだろうか。
首を小さく傾げている。
「……あなたの思い通りにはならないわよ」
「おや、それはどうして?」
「決まってるわ」
力強い言葉が出て、自分でも驚く。
その源は、信頼でも、友情でも、絆でもない。
確かにそれもある。
「あの子たちが、負けるはずないもの」
ただ、絶対的な確信―――それが私の心を満たしていた。
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