12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/06(土) 21:56:31.94 ID:3DYnwWy5o
侍女「お急ぎください」
廊下を走る。血の匂いが流れてくる。王女は無事だろうか。心が痛む
女「ごめんね、先に行く!」
魔法を発動。攻性魔法に適性がある女は、他の魔術師よりも高い水準での身体強化が可能だ
体が軽くなる。走る、というよりは跳ぶようにして加速する
侍女「お待ち、くださ………」
廊下を疾駆する。王女を守るために磨いた力だ。今使わなくてどうするというのか
前方に、王女の後ろ姿が見える。衛兵と、メイドたちを率いて、勇猛果敢に侵入者を迎撃している
女「おおおおおおおっ!!!」
咆哮する。敵味方が、疾駆してくる女の姿に、一瞬動きを止める
その一瞬は、女が接近しきるには十分すぎる一瞬だった
地をける。空中で体を回転。天井をける。三角跳びの形で、頭上から侵入者を攻撃する
女「覚悟しろっ!」
落下の勢いも加えて、侵入者を脳天から股間まで一刀の元、両断する
女「王女様、お怪我は!?」
王女「ええ、私は平気」
細かい傷こそあれ、治癒魔法の前では意味をなさない程度
ただ、周りには侵入者の死体に混じり、衛兵やメイドの死体も転がっている
女「くそっ!」
吐き捨て、侵入者を睨む。侵入者が、仮面の向こうでにやりと笑った気がした
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