過去ログ - 女「この帝国に革命を!」
1- 20
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/06(土) 21:31:46.32 ID:3DYnwWy5o
大臣邸

王女「えいっ、やっ!」

女「はっ!とおっ!」

よく手入れされた庭に、年頃の女の声が響く。2人の女が、片方は盾と剣、もう片方は両手剣を持ち、戦っていた
女の鋭い一撃を、王女が盾で受ける。そして、片手剣を横なぎに振るう
しかしその一撃は、女が剣筋を予想して振るわれた、腕のガントレットでうまく受け流される
一時的とはいえ、女は片手で両手剣を持ち、盾を抑え込めるだけの力を出していた
女の手が両手剣に戻され、力が増加。王女は片手の盾で受けるのも限界と、女の剣を弾き、距離をとる
対して、女は両手剣を即座に双剣へと解体。体勢を低くして、飛燕の速度で王女を急襲する
女の剣は、特注品の可変式だったのだ

女「やああああっ!」

王女「えええいっ!」

衝突。お互い両手で相手の武具を防ぐ。片手剣で双剣の1本を、盾で双剣の片割れを。
王女にとって、必殺の盾の一撃を放つ時間がなかったのは不幸だった
双剣では、大振りの一撃を防ぐことは不可能。放てば戦況は大きく王女に傾いたはずだ
しかし、女の予想外の速度が、盾の攻撃を許さなかった。強引に放っていても、良い結果にはならなかったのは確かだが
互いに一歩も引かず、じりじりとせりあいを続け、ある瞬間に同時に力が抜かれる
もちろんこれは模擬戦闘――――本当の戦闘ではない



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
59Res/43.45 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice