過去ログ - 憂「どうして私は憂って名前なんだろう」純「なんでだろうね」梓「知らないよ」
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31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/07(日) 01:27:31.80 ID:71QLmrIH0
憂「な、なに?」

大和撫子を代表する奥ゆかしい私の声は、ほとんど笑い声に掻き消されていた。
それでも中野梓は私の声を聞き取ることができたらしい。

以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/07(日) 01:28:56.60 ID:71QLmrIH0
中野梓はにこやかに続けた。

梓「本当だよ?
  冗談抜きで面白いって思ったよ。平沢さん文才あるよ」

以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/07(日) 01:31:38.13 ID:71QLmrIH0
憂「…………」

いったいどうしようか。

何とかして誤解を解かないと。
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/07(日) 01:34:36.86 ID:71QLmrIH0



会話が苦手な人間というのは、いざ話そうとしても言葉が出てこない。
自分のコミュニケーション能力の無さにうんざりがに(蟹)。
以下略



35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/07(日) 01:35:39.69 ID:71QLmrIH0
憂「大したことじゃないよ……」

大嘘です。ごめんなさい許してくださいお姉ちゃん。
イエスの踏み絵を踏む瞬間のキリスト教徒のように罪悪感が胸中にドッと押し寄せた。

以下略



36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/07(日) 01:39:37.81 ID:71QLmrIH0



憂「いい湯だった……」

以下略



37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/07(日) 01:41:03.37 ID:71QLmrIH0



お姉ちゃんとお風呂に入るという奇跡体験をした次の日の学校。
てっきり反動で何かとんでもない不幸が降りかかってくるのでは、と危惧したが徒労に終わった。
以下略



38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/07(日) 01:44:18.71 ID:71QLmrIH0
気分がよすぎてモンローウォークして帰宅したくなる。が、奇異の目を向けられるのはイヤなので自粛。
お姉ちゃんのモンローウォークとかならすごく見てみたいけど。
モンローウォークってすごくセクシーなんですよ。
見たことないけど。

以下略



39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/07(日) 01:46:00.53 ID:71QLmrIH0



結局、クラスメイトが全員教室から去るのには十分近くかかった。
皆がいなくなったのを確認した中野梓は、私の耳元に唇を寄せた。
以下略



40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/07(日) 01:46:55.88 ID:71QLmrIH0
梓「今ならまだ引き返せるよ」

憂「……」

さながらドラマのワンシーンのようにステキすぎる台詞をキメた中野梓は、私の目を覗きこむ。
以下略



41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2011/08/07(日) 01:48:17.21 ID:71QLmrIH0
教室に入ってきた。入ってきちゃった。


ちょき

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