過去ログ - アレイスター「鋼盾掬彦、か……まったく、たいしたイレギュラーだよ」
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24: ◆FzAyW.Rdbg[saga]
2011/08/09(火) 00:40:23.43 ID:3EG4qJ5bo


 そう、きっと再会は近い

 再開が、近い


 インデックスは明日か、少なくとも明後日には全快する。今だって動けぬわけではない。

 いつまでも小萌の厚意に甘え続ける訳にもいかない、彼女を戦場に巻き込むことだけは、なんとかして避けたい。


 だが、現状自分たちは「待ち」のスタイルしかとれないのだ。


 インデックスを守る、姿勢(スタンス)はそれでいい。
 
 だが、そこに至るための行動(アクション)については、選択肢があまりに少ないのだ。


 その事に悩む鋼盾に、上条は「考えたってしょうがねえよ、まあ、仕掛けてきたところをなんとかするしかねぇな」と笑った。

 実際そのとおりなのだが、あまりにもあっけらかんとしすぎではないかと鋼盾は思う。いや、怯えすぎ考えすぎでは身が持たないとは分かっているのだが。


(でも………それじゃ、足りない)


 上条は、甘い

 いや、甘いというのは語弊があるだろうか。

 
 彼はその身に“幻想殺し”なる規格外の存在を宿しているがゆえ、どうしても他人より異能に対しての危機感が薄いのだ。

 右手を払えばすべての幻想を打払うことができるのだからそれも当然、彼のそれは対異能において圧倒的なアドバンテージ足りうる。


 超能力者たる御坂美琴を完封し、魔術師ステイル=マグヌスを撃退せしめた上条当麻。


 その華々しい戦歴には、鋼盾も思わず夢を見てしまいそうになる。

 彼さえいればインデックスを守れると、そんな夢を見てしまいたくなる。





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