過去ログ - アレイスター「鋼盾掬彦、か……まったく、たいしたイレギュラーだよ」
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◆FzAyW.Rdbg
[saga]
2011/08/28(日) 00:37:31.53 ID:7hld8Welo
「……だからインデックスはそんなんじゃないって」
店長おすすめのタバティエ・オ・バターに舌鼓を打ちながら、何度目になるかわからない弁明を紡ぐ鋼盾。
といってもインデックスについて説明することなどできないので、なんともスカスカな物言いになってしまう。
不測の事態に備え、インデックスのプロフィールでも捏ち上げておかねばならないだろうか。
交換留学の下見に来たとか上条の親戚だとか、なんか適当に……いろいろ口裏を合わせねばならないが。
「ホンマかいな。“プレゼント”“いっしょにおやつ”“カエルコール”……どう考えても只事とは思えんで。
コウやん、正直に言った方がええでー? 怒らへんから、ボク怒らへんから! 吐け、吐きさらせ」
「ちがうっつーの、上条くんじゃあるまいし……あとメシ時に吐けとかいうな」
「ゲロれ」
「店長ー、おたくのバイトどうなってんすかー」
「今は客やて……まあ、こんなん押し付けられてるんやけど、な」
売れ残りのバケットに自家製の杏ジャムをたっぷりと塗りつけながら、恨みがましく工房を睨む青髪。
視線の先には寡黙且つ実直そうな店長と、接客を担当しているらしいウェイトレスが慌ただしく動き回っている。
青髪の視線に気づいたウェイトレスの少女が、こちらのテーブルに向けて笑顔で小さく「ごめんね」とばかりに片手で略礼&ウインク。
可愛らしく制服を着こなす黒髪ショートの美少女、清楚で柔らかなその微笑みに、しかし青髪はぞんざいに手を振り返すのみ。
普段の女性至上主義的な彼らしからぬその行動に、少しばかり鋼盾は疑問を覚える。
“このパン屋の制服が気に入って下宿に決めたんや”と嘯いていた彼にしてみれば、同僚で同年代の美少女などジャストミートだろうに。
鋼盾のそんな視線に気づいてか、若干慌てたように青髪が言葉を続けた。
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