過去ログ - アレイスター「鋼盾掬彦、か……まったく、たいしたイレギュラーだよ」
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279: ◆FzAyW.Rdbg[saga]
2011/08/28(日) 00:45:03.13 ID:7hld8Welo



 会話が一段落し、それぞれパンを口に運ぶ。

 出来立ての明太フランスとカレーパン、どちらも美味しい。

 そうだ、インデックスへのお土産はアイスよりも菓子パンの類の方がいいかもしれない。

 食パンも買って行こう、小萌の分と自分たちの分――ああ、明日の朝には別々の食卓になってしまうのか。


 コーヒーを啜りながら、ぼんやりとそんなことを考える鋼盾。

 ふと気がつくと、自分たちの席のそばにウェイトレスの子が立っていた。


「失礼しますお客様――青髪君、ちょっといいかな?」
 
「ああ誘波ちゃん、どうしたん?」


 先ほどウィンクを投げてきた彼女だ、こうして近くでみるとびっくりするほどに美少女である。

 肩口で切り揃えられた黒髪は鴉の濡羽の如く艷やか、たおやかな和風美の風情、実に着物の似合いそうな女の子だ。


「ん、見てのとおり満席でしょう? ちょっと相席お願いできないかなって思って」

「ああ、……つーかボクら上に行ってもええで? コウやん、ボクの部屋でもかまわへんやろ?」

「ああ、構わないよ」

「ん、でもそこまでしてもらうのは悪いよ……それに、青髪君? 相席のお相手、美人のお姉さんだよ?」

「相席で」キリッ

「ふふ、了解……ありがとね」


 鋼盾の方にも「ごめんね、ありがと」とふわりとした微笑みを向け、足早にレジの方へと歩いてゆく彼女。

 その無意識であろう媚態に鋼盾は思わずドキリとする……なんというか、自分の周りにはいないタイプだ。





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