過去ログ - アレイスター「鋼盾掬彦、か……まったく、たいしたイレギュラーだよ」
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784: ◆FzAyW.Rdbg[saga]
2011/10/22(土) 12:09:35.41 ID:XXvKMW5/o


 その舞夏は、湯上りのインデックスの世話をあれこれと楽しそうに焼いた後、一旦土御門の部屋に戻っている。

 使い慣れた調味料のある自室で仕込みをするとのことだ


 朝食も美味しかった、鋼盾もインデックスも絶賛だった

 “お昼お楽しみになー”と笑った彼女、楽しみだ。


(……インデックスは)


 倒れこんだまま、視線を巡らす。

 探すまでもなく、己のすぐそばに彼女はいた。


 風呂上りの髪を舞夏に弄ばれ、くすぐったそうにしていた彼女

 その時と全く変わらずに鋼盾と上条の間であるベッドの脇にちんまりと収まり、寝息を立てている

 
 やはり昨夜は眠れなかったのであろう

 無理もない、随分と重い話をしてしまった


 容赦無く、彼女に一切合切をぶちまけた
 
 わけが分からなかっただろう

 怖かっただろう


 この部屋に戻ってきたのも、鋼盾の腕の中に潜り込んできたのもきっとそれが理由

 そして今、鋼盾と上条の間にいるのも、きっと

 不安を少しでも和らげたくて、誰かの熱をかんじたくて


 インデックスの寝顔は、穏やかだ

 安心しきってくれている


 そこが己の定位置と言いはるように、幸せそうに

 ようやく人に慣れた白い野良猫のように、あたたかな陽光を浴びていた




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