過去ログ - アレイスター「鋼盾掬彦、か……まったく、たいしたイレギュラーだよ」
↓
1-
覧
板
20
877
:
◆FzAyW.Rdbg
[saga]
2011/10/31(月) 00:20:31.16 ID:7EDxeJX1o
「昨晩説明した通り、魔術師の襲撃はない。
すまないが、君は一旦家に戻ってくれ、道は大丈夫だね?」
研究所までの道は、可能な限り安全且つわかりやすいものを選んできた
完全記憶能力者たる彼女には余計な気遣いだったかも知れないが、迷う余地はない
せめてこの子は安全なところへ
己もすぐに戻るからと微笑みかけ、鋼盾はインデックスを送り出そうとする。
そんな彼の眼をじっと見据えて、しかしインデックスはまっすぐそれを拒んだ。
「だめ。
……わたしも一緒にいくんだよ」
……言うと思った
この優しい少女が、拳銃を持った相手と鋼盾を残して帰るわけがない
だが、鋼盾もまた然り、少女を危険に晒す選択肢など認めはしない
「……ぼくがこのひとに着いて行くのは、ぼくのわがままだ。
そんな我儘できみを危険に晒すつもりはない……聞き分けろ」
少しばかり強い語気でインデックスの同行を拒否する鋼盾
しかしインデックスも譲らない、その宝玉めいた翠緑の眼に灯すは決然たる覚悟
それに鋼盾は見とれそうになり―――慌てて頭を振る
「だめにきまってるんだよ! きくひこは荒事には向いてないもん!
わたしが一緒にいたほうが安全にきまってるんだよ!」
もう、自分の知らぬところで誰かが傷つくのを見たくはない
上条の負傷がインデックスに刻んだ傷は、深い
―――だが、心の傷より身体の傷だ、鋼盾はそう思う
上条は目覚める、そして己も必ず帰る、だから
「……きみにはもう歩く教会の加護がないだろう。
そもそも女の子を、きみを危険に晒すようなことをぼくが許すわけがない。
いうことを聞くんだインデックス」
「……バカにしないでほしいんだよ! 性別なんて関係ないもん!
そもそもわたしは歩く教会に頼るだけの逃げ方なんてしてないかも!
あんなのなければないでどうにでもなるんだよ!」
このわからず屋め!
互いに一歩も譲らず、鋼盾とインデックスは睨み合う
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
1002Res/585.01 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - アレイスター「鋼盾掬彦、か……まったく、たいしたイレギュラーだよ」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1312793068/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice