過去ログ - キュゥべえ「ボクを信じてくれ、暁美ほむら」
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24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:58:02.60 ID:6QrscVfk0
ほむら「こんな三流SFを信じるなんて、随分とお人好しね、お前は」

私は自嘲気味に呟いた。

だが――
以下略



25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:58:42.58 ID:6QrscVfk0
ほむら「私はお前を殺そうとまでして……!」

罹患者「だって……君は、ずっと……ボクの話を聞いていてくれた時から、
    泣いていて、くれたじゃないか………」

以下略



26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/08(月) 23:59:54.47 ID:6QrscVfk0
ほむら「………」

ソファから立ち上がり、彼を見下ろす。

まどかを魔法少女に仕立て上げ、私をこのループの中に叩き込むキッカケを作った憎きインキュベーター。
以下略



27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/09(火) 00:01:30.87 ID:UNUCMhhk0
魔法少女になって、まどかや友人達のために時間遡行を始め、
ついには回りを拒絶して一人きりになって、たった一つの願いのために他の全てを切り捨てた。

ほむら「……っ」

以下略



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/09(火) 00:02:26.00 ID:UNUCMhhk0
一時間後――

ほむら「…………」

罹患者「…………」
以下略



29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/09(火) 00:03:07.89 ID:UNUCMhhk0
仕方ない、ここは外的要因に頼る他ないだろう。

ほむら「コーヒー……飲む?」

罹患者「あ、ありがとう。
以下略



30:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/09(火) 00:03:46.78 ID:UNUCMhhk0
罹患者「ありがとう、えっと……」

礼の後に言いよどむ彼を見て、自分が自己紹介を終えていなかった事を思い出す。

ほむら「ほむら……暁美ほむらよ」
以下略



31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/09(火) 00:04:46.93 ID:UNUCMhhk0
ほむら「………毒が入っているかも、とかは考えないの?」

罹患者「ほむらは、そんな器用なタイプには見えないよ。
    それに、カップを渡してくれた時の表情も、とても穏やかだった」

以下略



32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/09(火) 00:05:50.21 ID:UNUCMhhk0
だが――

罹患者「…………話すべきかどうか、少し迷ったんだけど」

彼が神妙に切り出した言葉に、今度は私が怪訝そうな表情を浮かべる番だった。
以下略



33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/09(火) 00:06:45.96 ID:UNUCMhhk0
罹患者「ボク達が魔法少女に選ぶ基準は、感情エネルギーを生み出す大きさの他に、
    大きな因果律を背負っているかどうかが重要なファクターなんだ。

    例えば、一国の女王や革命に大きく関わる事になる少女、
    他にも言動一つが周囲の人間に大きく影響を与えるような子だ。
以下略



34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(群馬県)[sage saga]
2011/08/09(火) 00:07:56.49 ID:UNUCMhhk0
罹患者「君が彼女を助けるために、つまり、彼女をあらゆる事象の中心に据え、
    幾度となく時間遡行を繰り返した事で、本来、交わる事のない並行世界の因果が、
    現在、君が存在している世界の彼女へと絡みついてしまっているんだ」

ほむら「な、そ、それは!?」
以下略



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