過去ログ - 【多重】とある無限のリリカルなのはAlaRubrA【クロス】
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めけめけ
2011/08/11(木) 22:07:58.90 ID:AJv01DyAO
―上条たちが合流する少し前―
「…うん、そう。ミサカも『妹達』の1人だよ、お姉様。」
番外個体は先に部屋で待機していた自分を見て動揺し、混乱していた自分たちの『オリジナル』、御坂美琴に自分が生みだされた理由と、これまでの経緯を説明していた。
やはりまだ動揺しているのか、真っ青な顔で呟く美琴に対し、番外個体は話を続ける。
「大丈夫だよお姉様、その計画自体はもう破棄されて結局ミサカ以外は生産されてないから。」
よくわかんないけど上のほうはもうそれどころじゃないみたい、と続けると、ようやく少し落ち着いたらしい美琴が椅子に座った。
「私に対する『報酬』が『妹達』に関する情報、計画の全廃棄ってのはこういうことだったのね…それにまさか一方通行が『妹達』を助けてたなんて…ね。」
「…お姉様は、あの人を嫌いでも、憎んでいていいと思うよ。あの子を助けたのも、その結果1人じゃ何もできなくなったのも、罪に対する罰と贖罪だから。赦されることを望んでないよ、あの人は。」
それと、と番外個体は付け足す。
「ミサカはミサカネットワークで『妹達』の負の感情を集めやすいように調整されてるんだけど…お姉様のことを恨んでる子はいないよ、ミサカを含めてね。」
俯いていた美琴は顔を上げて番外個体を見た。
「…私、顔に出てたかな?」
うん、ばっちりと答える番外個体に思わず溜め息がこぼれる。今度から気を付けよう。そう思いつつお茶を飲んでいるとと番外個体は悪戯な微笑みを浮かべていた。…母親が自分をからかっているときの顔にそっくりな。
「まぁお姉様に対する負の感情がないわけではないけどねー、あの人の側に居れてずるいーとか、あの人のこと大好きなのに素直になれないお姉様にヤキモキするーとか☆」
ぶふぉっ、とお茶を吹き出し盛大にむせる美琴。顔を真っ赤にし、ニヤニヤいやらしい笑みを浮かべる番外個体に反論しようとするが、いつもの1割も頭が回っていない。
「にゃ、にゃに言ってんのよ!だ、だ、誰があんな鈍感で唐変木で女ったらしで、でもいざって時には助けてくれて頼りになって優しくて…」
最後はゴニョゴニョと聞き取れなくなっていたが、途中からはただ褒めているだけである。
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