過去ログ - 【多重】とある無限のリリカルなのはAlaRubrA【クロス】
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60:めけめけ
2011/08/17(水) 23:29:14.45 ID:VVPBEN8AO
―美琴の部屋―

美琴(はぁ…私何やってんだろ)

美琴(恋敵に塩贈るようなことをして)

美琴(でも…あの子達は素直にアイツに接してるのに、私は…)

美琴(素直になれないし、かと言って積極的に何かしてるわけでもない)

美琴(…結局、アイツの側にいるって決めても、側にいても何も変わらない)

美琴(フェイトと一緒で…楽しんでたのかな…)

美琴(あの子の手作りご飯…きっと喜んだろうな…)

美琴(それに比べて、私は…本当、何やってんだろ)

美琴(何か、悲しく…)

美琴の頬に、涙が一筋流れる…と、そのとき、部屋の外から声を掛けられる。

上条「御坂ー?いるかー?」

美琴「…え?えぇ!?な、何!?何の用!?」

上条「いや、ちょっとな…用があるなら後にするけど」

美琴「い、いや、大丈夫!大丈夫だからちょっと待ってて!」

慌てて起き上がり、部屋のドアを開ける。

美琴「お、お待たせ…それで何の用?」

上条「いや、これをお前にって…おい、御坂、泣いてたのか!?何があった!?」

慌てていたので、涙を拭うのを忘れていた美琴。そしてそれを見て、また何か1人で問題を抱え込んでいるのでは、と慌てる上条。

美琴「あ、これは違うの、さっき足ぶつけちゃって…」

上条「あぁ、それで何かどたばたやってたのか…良かった…」

上条「でも、お前は『妹達』のときもそうだけど、1人で抱え込んで思い詰める性格だからな…頼むから、あの時みたいになる前に、俺に相談してくれよ」

美琴「私のこと、心配…?」

上条「当たり前だろ、俺の周りの中でも特にお前は危なっかしいし」

美琴「それ、アンタにだけは言われたくないわ。でも、ありがと、心配してくれて。…ところで、アンタは何の用なの?」

上条「あぁ、そうだ。これ、お前にと思って」

渡された小さな紙袋の中にあったのは…ゲコ太のヘアピンだった。

美琴「へ?ゲコ太のヘアピン!?こ、これアンタが私に?」

上条「あぁ。勉強見て貰ったり、インデックスが色々世話になってるからな。…確かゲコ太が好きって言ってたから、今日の帰りに見かけて買ったんだけど…」

思ってもみない突然のプレゼント。向こうからこうして何か贈ってくれたのは初めてかもしれない。

美琴「…えへへ、ありがとう、すっごく嬉しい…」

上条「お、おう。喜んで貰えて良かった。それじゃ、また明日」


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