23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2011/08/13(土) 02:01:43.65 ID:1GNXELC4o
ケータイのディスプレイを眺める。
十数秒も経つと暗くなる画面、その都度私は適当なボタンを押してバックライトを灯していた。
「……。」
ディスプレイには私と澪がいて。
このときの私たちはまさかこんなドツボに嵌るなんて想像もしていなかった。
我ながら、屈託のない笑顔だと思う。
今となっては何も知らない馬鹿な女にしか見えないけど。
見ていると苛立すら覚える。
なのに…。
どうしてだろうな、この画面から目が離せないんだ。
「あぁ…なんで…なんでこうなったんだよ…。」
誰が悪い?
そう聞かれれば私は自分だと断言するだろう。
誰を裁く?
そう聞かれればやはり自分をと即答するだろう。
「……。」
全てを壊したのはきっと私で。
それを許したのは澪だった。
・・・
・・・
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