41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2011/08/14(日) 02:16:24.52 ID:o2JdHTaio
たった数日前のことなのに、遠い昔のことのようだ。
澪の腕は手首の血管近く、ヤバそうなところを外してカッターを滑らせた。
指にしようかとも思ったけど、演奏に支障が出そうだからと避けた。
加減がわからなくて、最初の一筋はほとんど跡がついただけ。
時間が経つにつれ、少しずつ出血し、結果的に玉のような小さな血の塊がいくつか出来上がって。
それを舌で舐めとったんだ。
「……。」
あのときのことを思い出すと、気分が高翌揚する。
ケータイの画面を見つめる私はこの頃の私とはもう別人だ。
「汚ねぇな、私…。」
今、澪の腕には二本の傷跡がある。
二本目は一本目のすぐ下。
私の欲望が澪を傷つけたんだ。
澪の腕、血、肌を裂く感触、その時のうめき声、隠すように巻かれた包帯。
自己嫌悪に陥りながらも、私はそれらに興奮した。
この不謹慎でどうしょうもない欲求を、誰か止めてくれ。
・・・
・・・
272Res/139.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。