過去ログ - 上条「可愛い男の子って、いいよね!」
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8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2011/08/13(土) 17:05:25.48 ID:wZMvh8xzo
上条「っと…しばらくの間、眠っててくれ」

力を失い、自由落下にその身を委ねようとしていた禁書目録を
受け止めた上条は、禁書目録をベッドに寝かせると、そう呟いた。

上条「…これで、インデックスは俺の事嫌いになってくれたんだよな?」

土御門「ああ、ならなかったら逆におかしいぜよ」

独り言の様な問いかけに、まさかの返答あった。
土御門元春、上条当麻の親友にして、『元』天才陰陽術士。
学園都市の暗部に所属するその男が、今の問いに答えたのだ。

土御門「しっかし、本当に良かったのか、カミやん?」

上条「…ああ、俺はもう戻れないんだ。これ以上インデックスを縛るわけにはいかない」

土御門「そうか…それじゃあ俺はもう何も言わないぜい」

上条「ありがとう、それじゃあ、俺はもう行くぜ」

上条はそう宣言すると、傍らに転がっていた大き目のリュックを担ぎ、玄関へと歩を進める。

土御門「…頑張ってこいよ、カミやん」

上条「ああ…なあ土御門」

土御門「なんだ?」

ついに玄関へと到達し、履きなれた靴を装着した上条は、一度土御門へと向き直る。
土御門は、何か伝言でもあるのかと思い、何の気なしに次の言葉を聞き届けようとする。

上条「可愛い男の子って、いいよね!」

土御門「!?」

とあるビリビリ少女なら一発でノックアウトできるほど、良い笑顔を浮かべた上条は
玄関の戸を開け、広い広い大都会へと駆け出していった。
対する土御門は、上条が残していった不穏極まりない言葉に驚き
口をあんぐりと開けつつ、こう思っていた。
やっちまった、と。


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