9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2011/08/15(月) 08:02:20.10 ID:pH3mSkydo
すると。
「あなた達………。なんで先生の言うことを聞いてくれないの?」
部屋の扉がゆっくりと開いて、寄宿舎を見回りに来ていたさわ子先生が顔をのぞかせます。
(あっ…)
私たちは縮み上がります。
さっきも「ふわふわなど、けーちょーふはくである!」と目の敵にされたのに、
こんな歌を歌っていることがバレたら、それこそ非国民扱いです。
しかし、大目玉を食うとばかり思っていたのに、さわ子先生は悲しげな表情で語りかけるのです。
「そんな童謡を歌って……。私じゃなかったら職員会議で吊し上げられて、ヘタすれば退学よ?」
音楽科の先生であるさわ子先生は寄宿舎の舎監も務めていました。
「す、すみません……」「ごっ、ごめんなさい!」
私たちは口ごもりながら謝ります。
教室で叱ったときとは違い、さわ子先生は私たちに柔らかく諭すように語りかけます。
「アメリカに勝って、平和が戻ったら、いくらで歌えるようになるわ。……今は、我慢してちょうだい」
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