過去ログ - 美琴「初めまして、御坂美琴です」一方通行「……あァ?」
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13: ◆TVdz386dzA[sage]
2011/08/15(月) 16:48:45.04 ID:GW54J0te0





「着いたぞ」



ぶっきらぼうな声によって能力測定を受けにきた現実に彼女を引き戻す。
着いた先は先程までいた芳川の研究室と似たドア。



「ここで待ってるから……行ってこい」

「はい!」



美琴は視線を合わせ『行ってきます』と聞こえてきそうな眩しげな表情を向ける。
扉の向こうに消えた彼女を目で送りながら、内心その表情にギクリとした自分に気付く。
何故自分にあんな表情を向けるのか。
気付けば手に持つ紙に書かれた【能力測定参加者名:御坂美琴】の文字をジッと見つめていた。




――――数分後、扉の向こうから現れた彼女は涙目になりながら右腕を押さえて出てきた。
部屋に入る前の表情とのあまりのギャップに、必要以上に関わるまいという意識を瞬間的に置き去りにしてしまった。



「どォした」

「……なんで」

「ハ?」



「なんで……ちゅ、注射するって……教えてくれなかったんですか!!!!」

「ハアァァ??」



確か最初の検査は採血検査。
右腕を押さえてるのはそういう訳か。だが何故涙目?そして何故自分は責められている?疑問が尽きない。




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