過去ログ - インデックス「……おめでとう。とうま、みこと」
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10: ◆jVYAigOtyU[saga]
2011/08/15(月) 22:11:17.67 ID:vCfH7hl3o


上条の意外に真面目な口調を予想していなかったのかもしれないし、
そういう返答を予想しながらも赤面せずにはいられなかったのかもしれない。

とにかく御坂は耳まで赤くなって、それからもごもごと口を動かしたあと妙に口数が少なくなってしまった。

それをおもしろそうに眺める上条を、さらにインデックスは眺める。
自分と上条の関係が相変わらずならば、この二人の関係も相変わらずだと思う。
いや、昔に比べたら御坂は随分と素直になった。

上条と御坂の共通の知り合いからすれば御坂の思いなど周知の事実。
昔御坂が己の感情が周囲にダダ漏れだったと気がついた時には一悶着があったが、
いざバレてしまえばいくら素直じゃない人類代表の彼女とて開き直らずにはいられなかったのだろう。

だがその何もかもが上条の鈍感さの前では無力だ。

――ままならないな。
なんて、ままなってしまったら何より自分が困ることを棚に上げてインデックスは呟く。

その呟きは誰にも聞かれることなく虚空へと消えていった。



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